- 人工股関節オペ後から膝が曲がらない
- 曲がらない膝を無理やり曲げてから膝の腫れが治らない
このようなお悩みの方いませんか?
こちらのブログを見ていただくことで股関節の人工関節OPE後から膝が曲がらない原因がわかります。
お悩みの方はぜひ、参考にしてみてください。

こんにちは。
こんにちは。整体院Body Make Salon R 松山 陸です。
今回は60代女性のお客様から
- 人工股関節オペ後から膝が曲がらない
- 曲がらない膝を無理やり曲げられてから膝の腫れが治らない
とのご相談がありました。
筋、骨、関節、靱帯、内臓、動脈と全身を確認していきながら施術をしていくことで繋がりがみえ原因がみえてきました。
① 人工股関節置換術とメリット、デメリット
②今回の原因
③セルフケア
について、説明させていただきます。ぜひ同じような症状の方は見てみてください!
①人工股関節置換術とは

「人工股関節置換術(THA:Total Hip Arthroplasty)」
なんだか何言ってんのかわからないですよね。
簡単にいうと
自分の股関節、骨盤を削って切って入れ替える
こんな感じです。
少し詳しくお話ししますね。
股関節の痛みや変形性股関節症、関節リウマチ、大腿骨頭壊死など、股関節にまつわる病気で長年苦しんでいる方にとって、人工股関節置換術は大きな選択肢の一つですね。
人工股関節置換術とは、すり減った股関節の骨や軟骨を人工のパーツに置き換える手術のことです。
人工関節は主に、金属(チタンやコバルトクロム合金)や高分子ポリエチレン、セラミックなどでできています。
痛みを和らげて、歩行や日常生活の質(QOL)を改善するのが目的です。

メリットとデメリット
【メリット】人工股関節置換術の良いところ
1. 痛みが劇的に軽減される
多くの患者さんが手術後、「もっと早くやっておけばよかった」と感じる最大の理由がこれです。術前には歩行や階段昇降、寝返りすら苦痛だった痛みが、術後にはほとんど感じなくなることもあります。
2. 歩行能力・生活の質が向上
杖や介助なしで歩けるようになったり、外出が楽しくなったりと、生活が前向きに変わるケースが多いです。旅行や買い物など、行動範囲が広がる人も少なくありません。
3.可動範囲が広がる
多くの方が股関節が変形している末期の方なので骨が当たって股関節の動きが制限されている方が多いです。
関節を削って綺麗にするので以前よりも可動範囲が大きくなります。
4. 手術の成功率が高く、再置換までの寿命が延びている
技術の進歩により、人工股関節の耐久性も向上しています。
最近では20年以上使えるケースもあり、特に高齢の方には大きなメリットになります。
【デメリット】知っておきたい注意点
1. 感染症などの合併症リスク
手術なので、当然ながら感染や血栓などのリスクはあります。特に糖尿病や免疫力が低い方は注意が必要です。ただし、医療体制が整っていれば多くは予防・管理可能です。

2. 脱臼のリスク
手術後しばらくは股関節の可動範囲に制限があります。不自然な動きをすると人工関節が脱臼する可能性があります。特に術後3ヶ月程度は「脚を内側にひねらない」「深くしゃがまない」などの注意が必要です。
3. 長期的には再置換の可能性も
若い方が手術を受けた場合、将来的に再度人工関節を入れ直す「再置換術」が必要になる可能性もあります。
ただし、現在の人工関節は耐久性が高く、10〜20年持つものもあります。
4. 術後のリハビリ・自己管理がカギ
リハビリを怠ると筋力が回復せず、かえって生活が不便になることも。
術後は医師・理学療法士の指示に従って、きちんとリハビリをすることが本当に大切です。
歩けるから大丈夫ではなく以前の歩き方が脳に染み付いてついてしまっているので正しい股関節の使い方を学習する必要があります。

②今回の原因
結論からお話しますと
OPE後なのに股関節が動いていないこと
が問題でした。
3ヶ月も経っているのにむくみがすごく腫れた状態でしたね。
なので股関節と膝関節をつなぐ筋肉がありえないほど緊張している中、リハビリ中に膝関節を無理やり曲げてしまったことが原因だと考えられます。
膝に痛みがあるから一生懸命膝に対してリハビリをすることもいいことだと思います。
ただ僕自身は全体を見た中で本当にそこが問題か?
ただ膝は犠牲者なのではないか?
この視点を大事にしています。
股関節が浮腫んで静脈が締め付けられうまく筋肉が働かないのでなんとか足を支えるために膝につながる筋肉まで固めていたのでしょう。
もともと病院で働いていた時の目線で見るとまずは
⒈股関節が緊張せず自由に動くこと
⒉股関節を固定してまっすぐ立てること
ここが大事だと思ってリハビリをしていました。
今でも同じような疾患やオペ後の方にはそうしています。

なので股関節を細かく調べて
股関節の裏側につく外閉鎖筋
OPE創部のみみず腫れ部分の皮膚
を緩めていき可動範囲を広げていきました。
徐々にむくみが取れてきて結果的に膝周りの緊張が取れて本来の踏ん張れる足になってきました。
今では痛みがなく歩けるようになってきてよかったです。
③セルフケア
本来であれば術後早期にやるべきことですが今回ご紹介したセルフケアを紹介します。
股関節が自由に動くためには感覚が大事です。
左右差を確認しながら
一個づつ何が違うのか
力が抜ききれているか
が大事です。
股関節側だけではなくて骨盤側も動かせるようになっていきましょう。
変形がスゴカタカタはこの感覚も全くわからなくなっているので。
ここからまっすぐ立つことを体と頭に再学習させていく作業が必要です!
まとめ
[人工股関節置換術後]無理やり膝を曲げられてしまった後から痛みが出ている人の解決策ついてお話ししました。
セルフケアは
A 股関節からコロコロ転がす
B 骨盤を動かす
についてお話しさせて頂きました。
それぞれのセルフケアをご紹介しましたが
これらのストレッチで改善しない場合は他の場所に問題がある可能性が考えられます。
その際は当院でお役に立てることがありますのでぜひご相談ください。
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