- 何もしてないのに腰が痛くてまさかの圧迫骨折だった
- 歩けるようになってきたけど起きるのがものすごく痛い
このようなお悩みはあるませんか?
腰椎圧迫骨折後の痛みに対しての原因と対策がわかります。
お悩みの方はぜひ、参考にしてみてください。

こんにちは。
整体院 Body Make Salon “R” 代表の松山 陸です。
今回は60代女性のお客様から
- 何もしてないのに腰が痛くてまさかの圧迫骨折だった
- 歩けるようになってきたけど起きるのがものすごく痛い
とのご相談がありました。
お話をきていくと軽く壁にトンとぶつかっただけでそこから腰が痛くてなんでかわからず病院に行ったら腰椎圧迫骨折だったと。特に起き上がりと寝る時に腰に激痛が出ている状況で困っている。
とお話をいただきました。

筋、骨、関節、靱帯、内臓、動脈と全身を確認していきながら施術をしていくことで繋がりがみえ原因がみえてきました。
今回は
①腰椎圧迫骨折とは?
②一般的な原因と今回の原因
③セルフケア 対応策
について、説明します!
①腰椎圧迫骨折とは?
「腰椎圧迫骨折(ようついあっぱくこっせつ)」は、背骨の腰の部分(腰椎)の骨が押しつぶされて変形してしまう骨折ですね。
背骨は積み木のように連なる「椎体(ついたい)」というブロック状の骨でできており、その前側(お腹側)は特に衝撃に弱い構造です。
転倒や重いものを持つなどの衝撃で、この椎体がつぶれてしまうことを「圧迫骨折」と呼びます。

一般的には、高齢者や骨が弱くなっている方に多く見られます。
背中や腰に急な痛みを感じることが多く、特に転んだあとに動けないほどの痛みが出る場合は要注意です。
軽い外力でも骨折が起きることがあり、最初は「筋肉痛かな」と見過ごしてしまうこともあります。
放置すると骨がさらに潰れたり、背骨が曲がったり、慢性的な痛みにつながる可能性があるため、早めに診断・治療を受けることが大切です。

②外傷(転倒・転落・交通事故)
若い人でも、高いところから落ちたり、交通事故など強い外力が加わることで腰椎が潰れることがあります。
スポーツ(スキー、スノーボードなど)での転倒も要因です。
③病的骨折(腫瘍・感染など)
まれに腫瘍(がんの骨転移)や感染症で骨が脆くなり、圧迫骨折を起こすこともあります。この場合は背景に病気が隠れているので、画像検査や血液検査が必要です。
病態(骨折の中身)
圧迫骨折は大きく分けると、
椎体の前方だけが潰れて楔形になる「単純圧迫骨折」
後ろ側(後壁)まで骨折が及ぶ「後壁損傷型」
に分けられます。
後壁まで損傷している場合は、骨の一部が脊柱管(神経の通り道)に入り込んでしまうことがあり、しびれや麻痺など神経症状が出る危険性が高くなります。
また、骨折した骨が癒合しにくく「遷延癒合」や「骨癒合不全」を起こすと、長引く痛みや変形、背中の丸まり(後弯変形)の原因になります。

症状の特徴
⚫︎急な腰痛・背部痛(特に転倒後)
⚫︎寝返りや起き上がり動作での痛み
⚫︎場合によっては下肢のしびれ・力が入りにくいなどの神経症
⚫︎状放置すると慢性腰痛や姿勢の悪化につながる
今回患者様をみていて少し当たっただけと話していましたが外傷による問題と骨自体が脆くなっていたのではないかと考えられます。
なぜなら骨自体が脆くなっていたのはこの数値が悪かったからです。
YAM値ですね。
なんぞやと思われますが簡単に説明すると
実際に骨粗鬆症の診断における主な「骨密度の値」であるYAM値(若年成人平均値)で評価されます。
正常では80%以上、70%~80%未満で骨量減少(骨粗鬆症の予備群)、そして70%未満で骨粗鬆症と診断されます。
今回は
60%台
程でした。。。。

もうひとつは外傷でしたね。
外傷による問題は、圧迫骨折以外にもたくさんあります。
ただ今回は圧迫骨折後に骨に対してのトントンと叩く痛みがないのにも関わらず痛みが続いているような状況でした。
なので体を調べてみると肋骨の位置が捻れていることで痛みが続いていました。
肋骨は背骨と前の胸骨に付着して内臓を守る働きや呼吸をするため、循環を良くするという役割がありますね。
この肋骨に異常が起こると循環が悪くなるため痛みの物質や骨を治すための血流も軽減されてしまいます。
なので骨にくっつく背中側の肋骨の位置を整えることで循環も良くなり起き上がりの痛みがなくなりました。
この状況が作れればコルセットを医者の医者の指示通りつけて骨がしっかりとくっつくことで勝手に良くなる状況が作れたので予後が良好です。

3. セルフケア・日常生活での注意点
腰椎圧迫骨折は医師の診断・治療が第一です。特に高齢者や骨粗鬆症のある方は、自己判断で動いてしまうと骨折が悪化する危険があります。ここでは「診断・治療を受けたうえで行うセルフケア」のポイントを紹介します。
(1)適度な安静と装具着用
骨折直後は、医師の指示のもと「適度な安静」が必要です。痛みが強い時期は無理に動かず、コルセットや装具で腰を支えることがあります。
ただ時期が経っているのにも関わらず痛みがあるということや骨自体にトントンと軽く叩いて痛みがないのに痛みがあるのであればそれはおかしいのでからだの専門職の方に体を見てもらってください。
装具は背骨を固定して痛みを和らげ、骨が癒合しやすい環境を整えます。

(2)骨粗鬆症の治療・栄養
骨が脆い方は、骨粗鬆症治療薬(ビスフォスフォネートやテリパラチドなど)の使用で骨折の回復・再発予防につながることが報告されています。カルシウムやビタミンDの摂取、日光浴、適度な運動も骨の健康維持に重要です。
(4)早期の施術、治療
想起が良い理由としては骨折部以外に問題があるからこそ骨折してしまった部位にストレスがかかるようなからだなので早めに見てもらったほうが痛みや症状は改善されやすいです。
そしてコルセット着用時も筋が発揮されにくい状況になっているので筋力低下を防ぎ、姿勢を保つことが必要です。
再骨折や背骨の変形を防ぐ効果もあります。
(5)生活習慣の見直し
骨折予防のため転倒対策を行う(段差解消、手すり設置、滑りにくい靴の使用など)。
適度な運動(ウォーキング・スクワット・バランス運動)で筋力・バランス感覚を養う。
喫煙・過度の飲酒は骨密度を下げるため控えましょう。
まとめ
腰椎圧迫骨折の後に痛みで夜寝られない。その原因と対策は?
についてお話ししました。
それぞれのセルフケアをご紹介しましたが
これらのストレッチで改善しない場合は他の場所に問題がある可能性が考えられます。
その際は当院でお役に立てることがありますのでぜひご相談ください
こちらの問い合わせ、もしくは電話でのご連絡ください。
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